注射とフルミスト、どちらを選ぶ?
インフルエンザワクチンの違い
をわかりやすく解説
「インフルエンザワクチンは、注射とフルミストのどちらがいいですか?」
お子さまのインフルエンザ予防接種を考える際、
このように迷われる方も
多いのではないでしょうか。
インフルエンザワクチンには、
従来から使用されている
注射タイプのワクチンと、
鼻から接種する**「フルミスト」**があります。
どちらもインフルエンザの予防を
目的としたワクチンですが、
接種方法、対象年齢、接種回数、ワクチンの種類
などに違いがあります。
今回は、
注射タイプのインフルエンザワクチンと
フルミストの違いについて、
分かりやすく解説します。
注射とフルミストの違いを比較
まず、大きな違いをまとめると
次のようになります。
| 注射タイプ | フルミスト | |
|---|---|---|
| 接種方法 | 腕などに注射 | 左右の鼻に噴霧 |
| ワクチンの種類 | 不活化ワクチン | 弱毒生ワクチン |
| 対象年齢 | 生後6か月以上 | 2歳以上19歳未満(2〜18歳) |
| 接種回数 | 13歳未満は原則2回 | 年齢にかかわらず1回 |
| 痛み | 注射の痛みあり | 注射の痛みなし |
| 主な副反応 | 接種部位の痛み・腫れ、発熱など | 鼻水・鼻づまり、咳、のどの痛みなど |
特にお子さまの場合、
「注射をするか、鼻から接種するか」
という点が大きな違いです。

フルミストとは?
フルミストは、
鼻の中に噴霧して接種するインフルエンザワクチンです。
左右の鼻に少量ずつワクチンを噴霧します。
注射を使用しないため、
針を刺す痛みがないことが大きな特徴です。
日本では、**2歳以上19歳未満(2〜18歳)**の方
が対象となっています。
また、フルミストは年齢にかかわらず、
1シーズンに1回の接種です。
そのため、特に注射が苦手なお子さまにとって、選択肢の一つとなります。

注射タイプのインフルエンザワクチンとは?
従来から広く使用されているのが、
注射タイプのインフルエンザワクチンです。
こちらは「不活化ワクチン」と呼ばれ、
感染力をなくしたウイルスの成分
を利用して免疫をつけます。
生後6か月以上から接種できるため、
フルミストよりも
幅広い年齢の方に使用できます。
接種回数は、
- 13歳未満:原則2回
- 13歳以上:原則1回
となります。
小さなお子さまから成人、
ご高齢の方まで幅広く接種できることが、
注射タイプの大きな特徴です。

注射とフルミストでは、どちらの方が効果が高い?
気になるのが、
「結局、どちらの方がよく効くの?」
という点だと思います。
現時点では、
2歳以上19歳未満のお子さまについて、
注射タイプとフルミストのどちらか
一方が明らかに優れている
とは確認されていません。
そのため、単純に
「フルミストの方が効果が高い」
「注射の方がよく効く」
という基準で選ぶものではありません。
年齢、体調、持病、注射への苦手意識などを考えて、
そのお子さまに合った方法
を選ぶことが大切です!!

フルミストが向いているのはどんなお子さま?
フルミストは、特に次のようなお子さまでは
メリットを感じやすいワクチンです。
- 注射がとても苦手
- 注射を見るだけで強く怖がってしまう
- 毎年の予防接種が大きな負担になっている
- 13歳未満で、注射による2回接種を減らしたい
- 1回の接種で済ませたい
特に13歳未満では、
注射タイプの場合は原則2回接種ですが、
フルミストは1シーズン1回です。
そのため、
「注射が苦手で、2回の接種が大変」
というお子さまにとっては、
大きなメリットがあります。
フルミストより注射タイプをおすすめする場合もあります
一方で、
フルミストはすべてのお子さまに
適しているわけではありません。
フルミストは「弱毒生ワクチン」
という種類のワクチンです。
そのため、年齢や持病、体調などによっては、
注射タイプのインフルエンザワクチン
をおすすめする場合があります。
例えば、
- 2歳未満
- 免疫機能が低下している方
- 免疫を抑える治療を受けている方
- 喘息のある方
- 接種時に喘鳴(ゼーゼー)がある方
- 妊娠している方
などでは、フルミストが適さない、
または注射タイプを優先した方が
よい場合があります。
特に喘息のあるお子さまについては、
症状や重症度を確認したうえで
接種方法を判断します。
「持病があるけれどフルミストを受けられる?」
と迷われる場合には、事前にご相談ください。

フルミストの副反応は?
フルミストは鼻の中にワクチンを噴霧するため、
注射タイプとは副反応の出方も少し異なります。
比較的多くみられるのは、
- 鼻水
- 鼻づまり
- 咳
- のどの痛み
- 発熱
- だるさ
などです。
接種後に、
軽い風邪のような症状
がみられることがあります。
一方、注射タイプでは、
- 注射した場所の痛み
- 赤み
- 腫れ
- 発熱
- だるさ
などがみられることがあります。
どちらのワクチンも、
まれではありますが
重いアレルギー反応などが
起こる可能性があります。

鼻水や鼻づまりがあってもフルミストはできる?
お子さまの場合、
秋から冬は鼻水が出ていることも多いため、
「鼻水があってもフルミストを受けられますか?」
という疑問もあると思います。
軽い鼻水があるだけで、
必ず接種できないというわけではありません。
ただし、強い鼻づまりがあると、
ワクチンが鼻の粘膜に
十分届かない可能性があります。
また、発熱している場合や体調が悪い場合には、
フルミストに限らず接種を延期した方が
よいことがあります。
接種当日の状態を確認して判断しますので、
気になる症状がある場合にはご相談ください。

「注射が怖いからフルミスト」で選んでもいい?
対象年齢に入り、接種上の問題がなければ、
注射が苦手という理由で
フルミストを選ぶことも可能です。
小児にとって
「注射が怖い」「痛い」ということは、
決して小さな問題ではありません。
毎年の予防接種を強く嫌がるお子さまでは、
鼻から接種できるフルミストによって、
予防接種の負担を減らせる可能性があります。
一方で、
鼻への噴霧そのものを嫌がるお子さまもいます。
そのため、
「フルミストだから絶対に楽」
ではなく、お子さまの性格や
これまでの予防接種の様子も含めて選ぶ
とよいでしょう。

迷ったらどう選べばいい?
注射とフルミストで迷った場合には、
次のように考えると分かりやすいでしょう。
注射タイプが向いている方
- 2歳未満
- 19歳以上
- 注射に大きな抵抗がない
- 喘息などの持病がある
- フルミストを接種できない理由がある
- 医師から注射タイプをすすめられている
フルミストが選択肢になりやすい方
- 2〜18歳
- 注射がとても苦手
- できるだけ痛みのない方法を希望している
- 13歳未満で2回の注射が負担
- 持病などによる接種上の問題がない
大切なのは、
✖「どちらが優れているか」ではなく、
〇「どちらがそのお子さまに合っているか」
という視点です。

2026年度は注射・フルミストの両方を予定しています
福寿メディカルクリニックでは、
2026年度のインフルエンザ予防接種について、
通常の注射タイプのインフルエンザワクチン
に加えて、
鼻から接種する「フルミスト」
の取り扱いを予定しています。
接種開始は10月からを予定しています。
【2026年9月11日更新】
2026年度の料金・予約方法が決定しました。
【2026年度 インフルエンザ予防接種|料金・予約・フルミスト|名古屋市中川区】
をご確認ください。
「うちの子には注射とフルミスト、どちらがいい?」
と迷われる場合には、
お子さまの年齢や持病、
これまでの予防接種の様子などを
踏まえてご相談いただけます。
インフルエンザが本格的に流行する前に、
それぞれのお子さまに合った方法で
予防接種を検討していきましょう。
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