Columnコラム

2025.12.29

血便・黒色便が出たときの受診の目安 – 見逃してはいけないサインと考えられる原因 –

便に血が混じる、便が黒くなるといった症状は、
突然起こると強い不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

血便や黒色便は、原因によっては早めの対応が必要な場合もあります。
一方で、比較的よくみられる病気が原因となっていることもあります。


■ 血便・黒色便の主な原因

血便や黒色便は、以下のような原因で起こることがあります。

  • 痔(いぼ痔・切れ痔)

  • 大腸や直腸の炎症

  • 感染性腸炎

  • 胃・十二指腸潰瘍

  • 大腸ポリープ

  • 大腸がん など

特に、肛門に近い部分からの出血では、
痔が原因となっているケースも少なくありません。


■ 痔による血便の特徴

痔が原因の場合、次のような特徴がみられることがあります。

  • 排便時に鮮やかな赤い血が出る

  • トイレットペーパーに血が付く

  • 便の表面に血が付着する

  • 排便時の痛みや違和感を伴うことがある

ただし、見た目だけで原因を判断することはできません
「痔だと思っていたら別の病気だった」というケースもあります。


■ 黒色便について

便が黒く、タール状になる場合は、
胃や十二指腸など上部消化管からの出血が疑われます。

この場合は、
早めの医療機関受診が必要となることがあります。


■ 受診を検討したほうがよい目安

次のような場合は、早めに受診をご検討ください。

  • 血便や黒色便が繰り返し出る

  • 出血量が多い、または増えてきている

  • 腹痛や発熱を伴っている

  • 貧血症状(めまい、動悸、息切れなど)がある

  • 体重減少や食欲低下を伴う

  • これまでに経験したことのない症状である


■ 当院での診療について

当院では、血便や黒色便の症状に対して、
問診・診察を行い、症状や経過に応じて必要な検査を行い原因を評価します。

肛門の症状が疑われる場合には、
肛門科としての診察も行っています。

なお、当院では現時点で大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は行っていませんが、
精密検査が必要と判断した場合には、
適切な医療機関をご紹介します。


■ 当院の診療の考え方

当院では、
「よくある原因」と「見逃してはいけない原因」を区別し、
推測だけに頼らず、状況に応じた判断を行うことを大切にしています。

血便や黒色便が出て不安な場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

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