Columnコラム

2026.03.30

腹痛が続くときに考えること

腹痛が続くときに考えること

― 原因の見分け方と受診を検討する目安 ―


はじめに

腹痛は、日常的によくある症状のひとつです。
一時的におさまることも多い一方で、
腹痛が続く場合や、繰り返す場合には注意が必要です。

「様子を見てよい腹痛」と
「受診を検討すべき腹痛」があります。

症状の特徴を整理することが大切です。


腹痛の主な原因

腹痛の原因は多岐にわたります。

■ 胃や腸の不調

  • 胃炎

  • 便秘

  • 下痢

  • 過敏性腸症候群

■ 感染症

  • 胃腸炎

  • 発熱を伴う感染症

■ 肛門や排便に関連する痛み

  • 便秘による腹部の張り

  • 排便困難による痛み

■ 注意が必要な病気

  • 腸閉塞

  • 胆のう・膵臓の病気

  • 消化管出血

  • 大腸の病気

腹痛は「場所」「持続時間」「伴う症状」によって
原因の見当が変わります。


腹痛のタイプ別にみるポイント

1. みぞおちの痛み

胃の不調や食事との関連が考えられます。

2. 下腹部の痛み

便秘や腸の動きの異常が関係することがあります。

3. 右下腹部の痛み

強い痛みや発熱を伴う場合は注意が必要です。

4. お腹全体が痛む場合

感染症や腸の炎症が疑われることがあります。


受診を検討したほうがよい腹痛

次のような場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 痛みが数日以上続く

  • 徐々に痛みが強くなっている

  • 発熱を伴う

  • 血便がある

  • 吐き気や嘔吐が続く

  • 食事が取れない

  • 体重減少や貧血がある


早急な受診が必要なサイン

  • 我慢できないほどの強い腹痛

  • 黒色便や大量出血

  • 意識がもうろうとする

  • 冷や汗を伴う強い痛み

このような場合は、
速やかに医療機関を受診してください。


当院での腹痛の診療について

当院では、腹痛に対して、

  • 症状の詳しい聞き取り

  • 必要に応じた診察

  • 血液検査や画像検査の検討

  • 原因の整理と今後の対応方針の説明

を行います。

※ 現時点では大腸内視鏡検査は行っておりません。
必要と判断した場合には、適切な医療機関をご紹介します。


当院の診療の考え方

腹痛は、
「よくある症状」である一方、
見逃してはいけない病気が隠れていることもあります。

当院では、
必要な検査を行い、結果をもとに判断する医療を大切にしています。

不安な症状がある場合は、
どうぞお気軽にご相談ください。

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