小児の発熱で慌てないためのポイント
― 保護者の方が知っておきたい考え方 ―
子どもが熱を出すと、
「すぐに下げたほうがいいのか」
「病院に行くべきか」
と不安になることは少なくありません。
発熱は心配な症状ですが、
必ずしも危険な状態を意味するわけではありません。
まずは落ち着いて、子どもの様子を確認することが大切です。
■ 発熱は体の防御反応です
発熱は、
体がウイルスや細菌と戦うための反応の一つです。
熱があること自体よりも、
発熱に伴う子どもの全体の様子が重要な判断材料になります。
■ 熱があっても様子を見られる場合
次のような場合は、
すぐに慌てる必要はないこともあります。
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水分が取れている
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意識がはっきりしている
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熱があっても遊んだり反応がある
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呼吸が苦しそうでない
このような場合は、
無理をさせず、安静にして経過を見ることも一つの選択です。
■ 受診を検討したほうがよいサイン
次のような場合は、受診をご検討ください。
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元気がなく、ぐったりしている
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食事や水分がほとんど取れない
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高熱が続いている
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咳や嘔吐、腹痛など他の症状を伴っている
-
症状が改善せず、心配が続いている
「熱が何度あるか」だけでなく、
子どもの様子全体を見て判断することが大切です。
■ すぐに受診が必要な可能性があるサイン
以下のような場合は、早めの医療機関受診をおすすめします。
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呼吸が苦しそう
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意識がぼんやりしている
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顔色が悪い
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何度も嘔吐している
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けいれんを起こした
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水分がほとんど取れない
このような場合は、
迷わずご相談ください。
■ 解熱剤の使い方について
解熱剤は、
熱を下げること自体が目的ではなく、つらさを和らげるための薬です。
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眠れない
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水分が取れない
-
強い不快感がある
といった場合に使用することがあります。
使用のタイミングや量について不安がある場合は、
医師にご相談ください。
■ 当院での小児診療について
当院では、小児の発熱に対して、
症状や経過を丁寧に確認し、
必要に応じて検査を行い、原因を評価します。
そのうえで、
今後どうするべきかを分かりやすくお伝えします。
■ 当院の診療の考え方
当院では、
「とりあえず様子を見る」だけで終わらせず、
見守ってよい状態かどうかを判断することを大切にしています。
発熱で不安な場合も、
どうぞお気軽にご相談ください。

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