Columnコラム

2026.04.06

下痢が続くときに考えること

下痢が続くときに考えること

― 原因と受診を検討する目安 ―


はじめに

下痢は比較的よくみられる症状ですが、
「一時的なものだろう」と様子を見ているうちに、
長引いてしまうことがあります。

多くは自然に改善しますが、
下痢が続く場合や、ほかの症状を伴う場合には注意が必要です。

下痢の原因と受診の目安を整理しておきましょう。


下痢とはどのような状態か

一般に下痢とは、

  • 水のような便が出る

  • 排便回数が増える

  • 便が急に出たくなる

といった状態を指します。

1〜2日で改善することも多いですが、
数日以上続く場合は原因の確認が必要です。


下痢の主な原因

■ 感染性胃腸炎

ウイルスや細菌による感染が原因で、
発熱や嘔吐を伴うことがあります。

■ 食事やストレスの影響

脂っこい食事、刺激物、緊張やストレスなどが影響することもあります。

■ 腸の機能異常

過敏性腸症候群など、腸の動きが過敏になっている状態が関係する場合があります。

■ 注意が必要な病気

  • 血便を伴う炎症性の病気

  • 長期間続く慢性下痢

  • 体重減少や貧血を伴う状態

下痢が続く場合には、
単なる胃腸炎以外の原因も考慮します。


下痢とともに注意すべき症状

次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 血便がある

  • 黒色便が出る

  • 強い腹痛を伴う

  • 高熱が続く

  • 水分が取れない

  • 体重減少がある

特に、脱水症状が疑われる場合は注意が必要です。


受診を検討する目安

■ 比較的早めに相談したほうがよい場合

  • 下痢が3日以上続く

  • 改善と悪化を繰り返す

  • 排便後も腹痛が続く

  • 市販薬で改善しない

■ 早急な受診が必要なサイン

  • 激しい腹痛

  • 意識がもうろうとする

  • ぐったりしている

  • 大量の血便


当院での下痢の診療について

当院では、下痢に対して、

  • 症状の詳しい聞き取り

  • 必要に応じた診察

  • 血液検査などの検討

  • 原因の整理と治療方針の説明

を行います。

※ 現時点では大腸内視鏡検査は行っておりません。
必要と判断した場合には、適切な医療機関をご紹介します。


当院の診療の考え方

下痢はよくある症状ですが、
長引く場合や他の症状を伴う場合には、
慎重に判断することが重要です。

当院では、
検査結果と症状をもとに、今後の対応を明確にお伝えする医療を大切にしています。

気になる症状がある場合は、どうぞご相談ください。

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