Columnコラム

2026.03.23

便秘が続くときに考えること

便秘が続くときに考えること

― よくある原因と、受診を検討する目安 ―


はじめに

便秘は多くの方が経験する症状ですが、
「体質だから」「様子を見ていれば治る」と放置されがちです。

一方で、便秘が続く背景には、
生活習慣だけでなく、病気が関係していることもあります
便秘のタイプや経過を整理することが大切です。


便秘とはどのような状態か

一般に便秘とは、

  • 排便回数が少ない

  • 便が硬く、出にくい

  • 排便後も残便感がある

といった状態を指します。

毎日排便がなくても問題ない場合もありますが、
「つらい」「以前と変わった」と感じることが重要なサインになります。


便秘の主な原因

便秘には、さまざまな原因が考えられます。

■ 生活習慣によるもの

  • 食物繊維や水分の摂取不足

  • 運動不足

  • 排便を我慢する習慣

■ 腸の動きに関係するもの

  • 腸の動きが弱くなるタイプ

  • 便が直腸まで来ているのに出にくいタイプ

■ 病気や薬の影響

  • 大腸の病気

  • 甲状腺の病気

  • 一部の薬剤の影響

原因は一つとは限らず、
複数が重なっていることもあります。


便秘に伴う症状に注意が必要です

便秘に加えて、次のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 腹痛やお腹の張りが続く

  • 血便が出る

  • 便が細くなった

  • 下痢と便秘を繰り返す

  • 体重減少や貧血がある

これらは、
便秘以外の病気が関係している可能性があります。


受診を検討したほうがよい目安

■ 早めに相談したほうがよい場合

  • 便秘が数週間以上続いている

  • 市販薬を使っても改善しない

  • 以前と排便の状態が変わった

  • 排便時に痛みや出血がある

■ 早急な受診をおすすめするサイン

  • 強い腹痛を伴う

  • 黒色便や血便がある

  • 吐き気や嘔吐を伴う

  • 全身状態が悪い


当院での対応について

当院では、便秘の症状について、

  • 生活習慣や排便状況の確認

  • 必要に応じた診察

  • 原因として考えられる要因の整理

  • 治療や生活指導の提案

を行い、
今後どう対応するかを分かりやすく説明します。

※ 現時点では、当院で大腸内視鏡検査は行っておりません。
必要と判断した場合には、
適切な医療機関をご紹介します。


当院の診療の考え方

便秘は、
日常的な症状である一方、
背景に病気が隠れていることもあります。

当院では、
「単なる便秘か」「確認が必要な便秘か」を整理し、
安心して次の行動が取れるようにすることを大切にしています。

気になる症状がある場合は、
どうぞお気軽にご相談ください。

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