Columnコラム

2026.03.02

痔で受診を迷ったときの考え方

痔で受診を迷ったときの考え方

― 放っておいてよい症状と、相談したほうがよいサイン ―


排便の際に、

  • 出血があった

  • 痛みや違和感がある

  • 肛門の周囲に腫れやできものを感じる

といった症状があっても、
「恥ずかしい」「様子を見よう」と受診を迷われる方は少なくありません。

肛門の症状は、決して珍しいものではなく
早めに相談することで楽になる場合も多くあります。


■ 痔とはどのような病気か

一般に「痔」と呼ばれるものには、いくつかの種類があります。

  • いぼ痔(痔核)

  • 切れ痔(裂肛)

  • 痔ろう

それぞれ原因や治療法が異なり、
見た目や症状だけで正確に判断することは難しい場合があります。


■ 放っておいてよいことが多い症状

次のような場合は、
すぐに強い治療が必要ないこともあります。

  • 出血が少量で、すぐに止まる

  • 痛みが軽く、徐々に改善している

  • 一時的な違和感のみ

ただし、
経過をみることが前提となります。


■ 受診を検討したほうがよいサイン

次のような場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 出血が繰り返し続く

  • 痛みが強い、または悪化している

  • 腫れが大きくなってきた

  • 排便後も違和感が続く

  • 症状が長期間改善しない

「この程度で受診してよいのか」と迷う場合も、
相談していただいて問題ありません。


■ 血便=すべて痔とは限りません

血便がある場合、
痔が原因のことも多いですが、
消化管の別の病気が関係していることもあります

そのため、
自己判断せず、症状や経過を確認することが大切です。


■ 当院の肛門科診療について

当院では、肛門の症状について、

  • 症状の聞き取り

  • 必要に応じた診察

  • 今後の対応方針の整理

を行います。

状態によっては、

  • 生活習慣の改善

  • 内服や外用による治療

  • 経過観察

などを提案します。

※ 現時点では、当院で大腸内視鏡検査は行っておりません。
必要と判断した場合には、適切な医療機関をご紹介します。


■ 当院の診療の考え方

当院では、
「すぐ治療が必要かどうか」だけでなく、
今後どう対応するのが適切かを分かりやすくお伝えすることを大切にしています。

肛門の症状は、
早めに相談することで不安が軽くなることも少なくありません。

どうぞ、お気軽にご相談ください。

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