Columnコラム

2026.02.02

粉瘤(アテローム)とは?

粉瘤(アテローム)とは?

― しこりに気づいたときの受診目安と手術について ―


皮膚の下に、
「しこりのようなものがある」
「以前から触れるできものがある」
と感じたことはありませんか。

そのようなしこりの原因の一つに、
**粉瘤(アテローム)**と呼ばれるものがあります。


■ 粉瘤とは

粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造ができ、
その中に角質や皮脂がたまることで生じる良性のしこりです。

  • 背中

  • お尻

など、体のさまざまな部位にみられます。

初期の段階では、
痛みや違和感がほとんどないことも少なくありません。


■ 粉瘤の主な特徴

粉瘤には、次のような特徴があります。

  • ゆっくり大きくなる

  • 押すと独特の臭いがすることがある

  • 触るとやや硬い

  • 中心に小さな黒い点が見えることがある

ただし、
見た目だけで他のしこりと区別することは難しい場合もあります。


■ 炎症を起こした粉瘤について

粉瘤が炎症を起こすと、

  • 赤く腫れる

  • 強い痛みが出る

  • 熱を持つ

  • 膿が出る

といった症状が現れることがあります。

このような場合は、
早めの診察や処置が必要になることがあります


■ 粉瘤の治療と手術について

粉瘤は、
薬だけで完全に治すことは難しく、
根本的な治療として手術が検討されることがあります

手術では、
皮膚の下にできた袋(粉瘤の本体)を取り除くことで、
再発を防ぐことを目的とします。

状態や大きさによっては、

  • 炎症が落ち着いてから手術を行う

  • 経過を見ながら判断する

など、状況に応じた対応が必要になります。


■ 当院での外科診療について

当院では、粉瘤が疑われる場合、

  • 診察による評価

  • 必要に応じた検査

  • 当院で対応可能かどうかの判断

を行います。

比較的軽度なものについては、
外来での処置や手術を行う場合もあります。

一方で、
状態や部位によっては、
専門医療機関をご紹介することもあります。


■ 受診を検討したほうがよい目安

次のような場合は、受診をご検討ください。

  • しこりが徐々に大きくなっている

  • 痛みや赤みが出てきた

  • 繰り返し腫れる

  • 見た目が気になってきた

  • 何のしこりか分からず不安がある

「痛みがないから大丈夫」と思わず、
気になった時点で相談していただいて問題ありません。


■ 当院の診療の考え方

当院では、
「すぐ手術が必要かどうか」だけでなく、
今後どうするのが適切かを整理してお伝えすることを大切にしています。

粉瘤やしこりについて不安がある場合も、
どうぞお気軽にご相談ください。

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