Columnコラム

2026.01.24

子どもの腹痛・嘔吐の受診目安

子どもの腹痛・嘔吐の受診目安

― 様子を見てよい場合と、相談したほうがよいサイン ―


子どもが「お腹が痛い」と言ったり、嘔吐したりすると、
「少し様子を見ていいのか」「すぐ受診したほうがよいのか」と迷われる方は多いのではないでしょうか。

腹痛や嘔吐は、小児では比較的よくみられる症状ですが、
原因によっては早めの対応が必要な場合もあります。


■ 子どもの腹痛・嘔吐の主な原因

子どもの腹痛や嘔吐は、以下のような原因で起こることがあります。

  • 胃腸炎(ウイルス性・細菌性)

  • 食べ過ぎや食事内容の影響

  • 便秘

  • かぜなどの感染症に伴う症状

  • 強い緊張やストレス

多くは自然に改善しますが、
すべてが軽症とは限りません。


■ 様子を見られることが多い場合

次のような場合は、
自宅で様子を見られることもあります。

  • 痛みが一時的で、繰り返さない

  • 水分が少量ずつ取れている

  • 元気があり、遊ぶ様子がある

  • 嘔吐の回数が減ってきている

この場合でも、
無理をさせず安静に過ごし、経過を観察してください。


■ 受診を検討したほうがよいサイン

次のような場合は、受診をご検討ください。

  • 腹痛や嘔吐が半日以上続いている

  • 何度も嘔吐を繰り返している

  • 水分がほとんど取れない

  • 発熱を伴っている

  • 元気がなく、ぐったりしている

  • 痛みを強く訴え、泣いている


■ すぐに受診が必要な可能性があるサイン

以下のような場合は、早めの医療機関受診をおすすめします。

  • 強い腹痛が続き、動きたがらない

  • お腹を触ると強く嫌がる

  • 顔色が悪い

  • 血便や黒っぽい便が出る

  • 意識がぼんやりしている

このような場合は、
迷わずご相談ください。


■ ご家庭での注意点

腹痛や嘔吐があるときは、

  • 無理に食べさせない

  • 少量ずつこまめに水分を与える

  • 安静に過ごさせる

ことが大切です。

症状が悪化した場合は、
早めに受診してください。


■ 当院での小児診療について

当院では、子どもの腹痛や嘔吐について、
症状の経過や全身の状態を丁寧に確認し、
必要に応じて検査を行い、原因を評価します。

「様子を見てよい状態かどうか」を含め、
今後の対応を分かりやすくご説明します。


■ 当院の診療の考え方

当院では、
「よくある症状だから」と決めつけず、
見逃してはいけない状態がないかを確認することを大切にしています。

腹痛や嘔吐で不安な場合も、
どうぞお気軽にご相談ください。

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