Columnコラム

2026.01.20

小児の発熱で慌てないためのポイント ― 保護者の方が知っておきたい考え方 ―

小児の発熱で慌てないためのポイント

― 保護者の方が知っておきたい考え方 ―


子どもが熱を出すと、
「すぐに下げたほうがいいのか」
「病院に行くべきか」
と不安になることは少なくありません。

発熱は心配な症状ですが、
必ずしも危険な状態を意味するわけではありません
まずは落ち着いて、子どもの様子を確認することが大切です。


■ 発熱は体の防御反応です

発熱は、
体がウイルスや細菌と戦うための反応の一つです。

熱があること自体よりも、
発熱に伴う子どもの全体の様子が重要な判断材料になります。


■ 熱があっても様子を見られる場合

次のような場合は、
すぐに慌てる必要はないこともあります。

  • 水分が取れている

  • 意識がはっきりしている

  • 熱があっても遊んだり反応がある

  • 呼吸が苦しそうでない

このような場合は、
無理をさせず、安静にして経過を見ることも一つの選択です。


■ 受診を検討したほうがよいサイン

次のような場合は、受診をご検討ください。

  • 元気がなく、ぐったりしている

  • 食事や水分がほとんど取れない

  • 高熱が続いている

  • 咳や嘔吐、腹痛など他の症状を伴っている

  • 症状が改善せず、心配が続いている

「熱が何度あるか」だけでなく、
子どもの様子全体を見て判断することが大切です。


■ すぐに受診が必要な可能性があるサイン

以下のような場合は、早めの医療機関受診をおすすめします。

  • 呼吸が苦しそう

  • 意識がぼんやりしている

  • 顔色が悪い

  • 何度も嘔吐している

  • けいれんを起こした

  • 水分がほとんど取れない

このような場合は、
迷わずご相談ください。


■ 解熱剤の使い方について

解熱剤は、
熱を下げること自体が目的ではなく、つらさを和らげるための薬です。

  • 眠れない

  • 水分が取れない

  • 強い不快感がある

といった場合に使用することがあります。

使用のタイミングや量について不安がある場合は、
医師にご相談ください。


■ 当院での小児診療について

当院では、小児の発熱に対して、
症状や経過を丁寧に確認し、
必要に応じて検査を行い、原因を評価します。

そのうえで、
今後どうするべきかを分かりやすくお伝えします。


■ 当院の診療の考え方

当院では、
「とりあえず様子を見る」だけで終わらせず、
見守ってよい状態かどうかを判断することを大切にしています。

発熱で不安な場合も、
どうぞお気軽にご相談ください。

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