
胃の症状が続いたとき、
「胃カメラで何が分かるのか」「受ければ安心できるのか」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
胃カメラ(上部内視鏡検査)は、
非常に有用な検査ですが、万能ではありません。
検査で分かること、分からないことを正しく理解することが大切です。
■ 胃カメラで分かること
胃カメラでは、
食道・胃・十二指腸の内部を直接観察することができます。
以下のような病気や異常を確認することが可能です。
逆流性食道炎
胃炎・十二指腸炎
胃・十二指腸潰瘍
出血の有無
ポリープ
ピロリ菌感染が疑われる所見
胃がん(早期を含む)
粘膜の状態を直接確認できるため、
画像検査では分かりにくい小さな病変も発見できることがあります。
■ 胃カメラでは分からないこと
一方で、胃カメラには限界もあります。
胃カメラでは、次のようなことは分かりません。
大腸や直腸の病気
腸の奥(小腸の多くの部分)
消化管の外にある臓器(肝臓・胆のう・膵臓など)の詳細
機能的な異常(ストレスや自律神経の影響など)
胃の症状があっても、
原因が必ずしも胃にあるとは限らない点に注意が必要です。
■ 胃カメラを受けても異常がない場合
胃カメラで明らかな異常が見つからない場合でも、
症状が続くことはあります。
その場合には、
胃の機能的な不調
ストレスや生活習慣の影響
他の臓器からの関連痛
などを考慮し、
症状に応じた対応を行います。
■ 症状に応じた検査の選択が重要です
当院では、
症状や経過を丁寧に伺ったうえで、
本当に必要な検査を選択することを大切にしています。
胃の症状であっても、
胃カメラ以外の検査や経過観察が適切な場合もあります。
■ 当院の診療について
当院では、胃カメラ検査を行い、
検査結果をもとに現在の状態や今後の方針を分かりやすくご説明します。
なお、当院では現時点で大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は行っていませんが、
必要と判断した場合には、
適切な医療機関をご紹介します。
■ 当院の診療の考え方
当院では、
「検査をすること」自体が目的ではなく、
検査結果をどう活かすかを重視しています。
胃の症状が続いている場合や、
胃カメラを受けるべきか迷われている場合も、
どうぞお気軽にご相談ください。

